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2009.09.20 Sunday 18:56

ペット共生といいながら....

9月19日は息子の誕生日
はやいもので12歳になりました。

12年経ってしまうと小さい時の記憶が
なんだか薄らいでしまいます。

たまに甥っ子の子供を預かると
「こんなに小さかったっけ」と思い出したりして。

まあ、色々あったけど
すくすく育ってくれてます。

でも、その誕生日の前日、
悲しいお知らせが
親戚のおばさんからありました。
おばさんが飼っていたマルチーズの
ぺぺが高齢の為亡くなったと。

確か息子と2つ違いだから14歳
人間でいったら?

実はぺぺはもともと僕達の家族でした。
結婚して2年なかなか子供が出来ない僕らに
義母がくれた犬なんです。

犬を飼えば子供ができるなんていって
急きて置いていきました。

それまでペットを飼うなんて考えていなかった僕ら、
しかもなんの準備もしてなくて
あわてて道具を揃え共同生活

それから一年後本当に子供が授かりました。
ぺぺは賢く
息子にたいしてけしてほえず
歩き出した息子が手を出しても噛むことは
一度もありませんでした。

たまには息子が毛を引っ張ったりしましたが
そんな時も怒らなかったなあ。

ただ、残念な事に手放すことになって
しまったのです。

実は息子が生まれ
少し経った頃から妻に異変が現れました。

鼻がつまって中々治らないんです
それどころか味覚にまで影響してしまい
病院へ行く事にしました。

アレルギー検査をすると
「犬」のところだけ大きく反応していました。

息子を産む前はそんなことは無かったわけですから
産んだ事で体質に変化がでてしまったのでしょうか。

ぺぺと一緒に暮らしたいのは山々ですが
妻のアレルギーがひどくなっては困る為
しかたなく知り合いのおばさんに
飼ってもらうことにしました。
おばさんの所に行ってからは
おばさんに悪いと思うのとぺぺへの未練を
残さないよう会いに行く事はしませんでした。

ただ、日ごろの様子はおばさんからや義父から聞いていました。
雨の日は、レインコートを着せて散歩させたり
注射にいってきたとか。

何年か前は歳のせいか歯が抜けた話しも聞きました。
それでも、元気だとも。

おばさんが電話で
「気持ちの整理がつかなくて今日になってしまった。」と
言ってましたが
それだけぺぺを愛してくれたんだと思います。

僕ら家族がぺぺにしてあげられなかった分
ぺぺはおばさんと暮らしてきっと幸せだったんだと
そう思います。
(本当は僕らがしてあげなくちゃいけなかったのですが)

ただ、もう一度くらい
ぺぺに会っておけばよかったと
今でも後悔してます。

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