メイン| 2007年04月 »

2007年03月 アーカイブ

2007年03月01日

施工日記ブログ、スタート!

群馬県太田市に建設中のデザイナーズマンション仮称太田の長屋(OTN)の施工経過をつづる日記ブログです。

続きを読む "施工日記ブログ、スタート!" »

▲ページトップ

3月1日現在の施工風景

昨日、今日と強風の中基礎の鉄筋工事が行なわれている。
現場の皆さん風邪をひかなければいいけれど。

▲ページトップ

アパート施工日記その1

息子が群馬国際アカデミー(GKA)を受験する為の説明会が
2005年の7月に行なわれた。
説明会には妻が出席した。
帰宅後、妻から学校の雰囲気が
とてもいいと聞かされた。
それは、授業風景だけでなく校舎についてもであった。
私たちは、すでにデザイナーズの平屋のアパートを持っていた為
妻も建物にはうるさかった。
その妻が、素敵な校舎だというのだから
間違いないのだろう。
僕も、次の説明会には行ってみよう。

▲ページトップ

2007年03月03日

3月2日現在の施工風景


A棟の1/4くらい鉄筋が組まれていた。
いよいよ型枠が組まれ基礎のコンクリートが
流される。

▲ページトップ

アパート施工日記その2

2005年8月。

あることがきっかけで、アパートをまた建てようと
考えるようになった。

しかし今回は、まとまった頭金がない。
資金をどうしよう、規模は、デザインは悩む毎日。

資金は妻の友人の銀行員に相談。
プランによっては
全額借り入れも可能といわれた。

デザイン及びプランは
前回と同じ
すべて任せれば楽だけど...

自分で設計士を見つけ
頼んでみたいそんなことを考えた。

でもどうやって見つければいいのだろう...

▲ページトップ

2007年03月04日

3月3日現在の施工風景

今日A棟の鉄筋はほとんど敷き終わった。
鉄筋てよく見ると規則正しく
幾何学模様に見えてくる。


不思議だ.....

▲ページトップ

アパート施工日記その3

2005年9月にデザイナーズ物件の内覧会があった。
そこに前回のアパートを設計してくれた建築家の方が来ていたので
アパートを建てようかという考えを簡単に説明した。

でも内覧会を観て感じたのだが自分の考えている
アパートとは何かが違う気がしていた。

9月19日GKAの2回目の説明会。
今回は妻と2人で参加。
前回妻から校舎がすてきだったと
言われていたので興味深く校舎を見た。

平屋の校舎なんてはじめて、壁は集成材(OSB)、張りも集成材が
規則正しくきれいなラインを出している。

新しいだけでなく子供達が楽しく学べる校舎だと感じた。

なんだか今考えているアパートに
イメージが近い。
そんな感じがした。

この設計をした人が平屋でアパートを
設計したらどんな風になるだろう.....

きっと今持っているアパートとは
違うものを提案してくれる。


そんな考えが頭に浮かんだ。


▲ページトップ

3月4日現在の施工風景

B棟の鉄筋も約1/3は敷き終わった。
こんな複雑な形よく作れるものだと
感心する。


▲ページトップ

アパート施工日記その4

2005年9月

いったい誰が設計したのか、調べてみる。
GKAで検索したらすぐにわかった。
わかってみると、すごい建築をたくさん
手がけているのがわかった。

だめもとでメールを送ろうか、どうしようか
1週間悩んだ。

やはり後悔したくなくて
メールを送った。

突然のメール失礼します。
群馬国際アカデミーの校舎見ました。
子供が勉強するのにとてもよい環境だと思いました。
私は今太田市(旧薮塚本町)で平屋のアパートを
1棟(4世帯分)持っています。
今度もう1棟建てたいと思い、前回設計いただいた先生
にお願いしているのですが、最近のデザインが似た物が
多くなっていると思っていたところ、GKAを見て
この建物を設計した方ならどんなアパートを
設計してくれるだろうと思いメールしました。
甘い考えだと思いますが、ローコスト、ハイクォリティーで
8~10世帯分平屋建てで考えております。
大変失礼なメールですので破棄されても結構ですが、
もし興味もたれたら連絡ください。

いったいどんな返事が帰ってくるか、それとも.....

▲ページトップ

2007年03月06日

3月5日現在の施工風景

今日は定例
諸江さんがみえて配筋検査夕方からは、構造担当者もみえたらしい。
大きな問題はなくきれいに作業されているという話良かった。

さすが吉田組さんがんばってくれている。

▲ページトップ

アパート施工日記その5

2005年9月29日

返事が来た。!!


前原様へ

CAnの宇野と申します。GKAを見て頂きましてありがとうございます。
メールにて、アパートの計画についてご連絡頂いた件ですが、
一度詳しいお話を伺いたいと思います。

早速、宇野さんをネットで調べてみる。
なかなか個性的な人だ。
GKAに10月15日に来るそうなので
その日に我が家で話をすることにする。

当日こんな田舎を見てどんな反応をするのか
少し不安がよぎる...

▲ページトップ

2007年03月07日

アパート施工日記その6

2005年10月15日

宇野さんとGKAで待ち合わせ。
車で自宅へ向かう。
家に着き妻と、息子と一緒にGKAの建物について話をした。

宇野さんは、コンセプト等を丁寧に話してくれた。
そして、メールを送ったいきさつ、今考えている
アパートのことをこちらから説明。

「この土地に平屋で、それも今考えている予算で出来るか?」と
尋ねると、「かなりローコストにはなるけれど無理ではない。」
という答えが返ってきた。

「ただし、大きなプロジェクトなのでよくお考えください。」と
宇野さんは言っていた。

帰りに裏のアパートを見てもらい駅まで送る。

車の中で宇野さんにぶしつけなメールに対し、回答をいただけた
お礼をいうと、「平屋という文字に大変ひかれました。ぜひやってみたい
プロジェクトですが、あせらずよく考えてお返事ください。」と
いわれ帰って行かれた。

また悩む日々がつづく......

▲ページトップ

3月6日現在の施工風景

今朝は鉄筋だけだったのに
帰ると型枠が立てられていた。

▲ページトップ

アパート施工日記その7

宇野さんとアパートの話をしてから
息子のGKA合格までさんざん悩んだ。

でも、妻も、義母もアパートを立てることに
反対はしなかった。(心配はしているが)

2005年の暮れCAtの事務所で妻、息子同伴で
アパート建築についてお願いすることを決めた。

プランとしては、平屋の長屋、住戸は1タイプだけではなく
バリエーションのとんだものにすること。

外観としてガルバニュウムは好まない。

駐車場からアプローチを気持ちよく通り家へ

そしてメンテナンスコストが出来るだけ
掛からないなどなど

要望はたくさん出した。

はたして宇野さんはこの土地というキャンパスに
どんな絵を描いてくれるのか楽しみだ。

▲ページトップ

3月7日現在の施工風景

今日は、朝から出張に出てしまった為
現場を見ていない。
でも型枠は大半が設置し終わっているみたいだ。

出張ついでにCAnにより
ホームページ及びこのブログ用に画像データを
いただく。

帰宅後中身を見るとたくさんのデータが入っていた。
模型だけでもかなりの種類作ってもらっているのが良くわかる。

大切にあつかわなければ。

▲ページトップ

2007年03月08日

アパート施工日記その8

2006年2月に
<+Aとの正式契約を済ませると、諸江さんが
現場を調査しに来た。

やはり仕事が速いなと感じた。
色々な方向から写真を撮っていったみたいだ。

3月CAnにお邪魔すると、ヴォリュームスタディーが
してあり、プランを写真付きで説明してくれた。

太田市の条例で長屋は一棟あたり6戸までしか認め
られないため、5戸の長屋2棟を立てることにした。

どの住戸もかなり個性的だった。

2棟を並列で並べる案、L型に並べる案。
中でも特に気に入ったのは2棟に大きな屋根を掛けてしまう
大屋根案だった。

しかし宇野さんからまだまだこれは、ボリュームを
見るためだけの案ですからと釘をさされる。

このまま決定してしまう勢いだったのであろう。

宇野さんにプランについてこちらからの提案をひとつ。
今の生活形態はさまざまで
コンパクトな部屋を夫婦でうまく使ったり、
独身でもボリュームのある部屋を
贅沢に使ったりしている。

従来のように単身タイプ、ファミリータイプ
nLDKと呼ぶのではなく
住戸タイプをS,M,Lサイズで呼ぶようにしてはどうか。
(S,M,Lの呼び方は妻が考えた。)

この提案に対し宇野さんから面白いといわれ、
考慮したプランを作成してくれることになった。

次回が楽しみだ。

▲ページトップ

3月8日現在の施工風景

今朝現場を見るとB棟のほうは
かなりの数アンカーボルトが設置してあった。

土台を支える部分だけに慎重に丁寧に
作業してもらたい。

▲ページトップ

2007年03月10日

アパート施工日記その9

2006年4月

プランの打合せ。
より具体的なプランが10案
大別すると
分散的配置(フラクタル)4案
一体的配置6案

すべてがS/30㎡ M/40㎡ L50㎡のボリュームとし
構成されていた。

こんなにプランが出るなんて思いもしなかった。

その中で宇野さんから
Y字案の可能性が一番高いと説明された。

 Y字型プランという形状で共有、占有庭などさまざまな空間が出来ている。

伸びやかな敷地を活かし、ここでしか出来ないデザインになっている。

面積以上に広がりを感じる。

受けた第一印象は空港のエプロン、アメリカのペンタゴン
どちらにし我々の考え付くプランではなかった。

宇野さんから、「中々設計をしていてもヒットはあっても
ホームランの手ごたえはない。
でも今回はそれを感じている。」
といわれ模型を見せてもらった。

面白いと思った。

でも次の瞬間妻をどうやって説得しようか考えていた....

▲ページトップ

3月10日現在の施工風景

B棟の型枠及びアンカーボルトはセット修了。
Y字の120度コーナーはどうゆう風に型枠を
加工するのだろう。


職人さんの腕の見せ所.....

▲ページトップ

2007年03月11日

アパート施工日記その10

2006年4月16日

妻にY字案の良さをうまく伝えられなかったので
宇野さんに自宅へ来ていただき説明してもらった。

宇野さんより
「特徴として単純なY字の空間なのにその空間の
多様性、つなげることにより自由な造形が得られること。

そして何よりこのプランはここでしか出来ない。
また事務所に出入りする建築関係者は皆一目置いている。」
等の説明の後パース図を見せてもらった。


外観及び内部空間

妻からは電車・コンテナ・トラックに見えないこと
なにより他にはない魅力のある建物になればいい。


妻からOKが出た。

▲ページトップ

3月11日現在の施工風景

今日は日曜日にもかかわらず業者さんが
一人作業をしていた。

強風の中ご苦労様です。

今日はデザイナーズ物件の内覧会
息子をつれ見学に
今回の物件はRCの建物。

最初の4軒は玄関ドアを開けると中庭があり
また玄関。
中庭部分に浴室が接している為
プライバシーは確保できている。

うちのアパートとは違う魅力があった。

▲ページトップ

2007年03月13日

3月12日現在の施工風景

朝目がさめるとモーターのような音がする。
カーテンを開け外を見ると
ポンプ車が来てアーム上げセットしていた。

今日コンクリートを打設するみたいだ。

▲ページトップ

アパート施工日記その11

屋根形状、間取りについて
打合せを行なった。

屋根は片流れ、雨どいなし

間取りは、まだ煮詰まっていなかった。

妻から一言「浴室とトイレが一緒はいや
建物の骨格だけでなく間取りにも
驚きがほしい。」

宇野さんにはプレッシャーになった。



▲ページトップ

3月13日現在の施工風景

昨日コンクリートを打設した場所を
確認する。

こんなに広い面積をよく平らに
できるものだ。

さすがプロ

▲ページトップ

2007年03月14日

アパート施工日記その12

諸江さんに作ってもらったパースで建物の外観イメージを考える。


色によって建物のイメージがこんなに変わるなんて思わなかった。

パースを見た限りでは白が一番良かった。

▲ページトップ

3月14日現在の施工風景

今日も朝から風が強い。

現場は内側の型枠組み立ての準備

寒いと思いますが
よろしくお願いします。

▲ページトップ

2007年03月15日

アパート施工日記その13

2006年5月28日

CAtで我が家の家族と宇野さんとで間取りの打合せ。

屋根は切妻に変更。


各住戸にテラスをつける。


続きを読む "アパート施工日記その13" »

▲ページトップ

3月15日現在の施工風景

今朝現場を見るとA棟のほうは
型枠の内側が設置してあった。

もともと複雑な形だが
より複雑に見える。

職人さんて
よく作れるな...

▲ページトップ

2007年03月17日

3月16日現在の施工風景

今朝現場を見るとB棟も
型枠の内側が設置してあった。

来週はじめには
コンクリートが流されるのかな。

▲ページトップ

2007年03月19日

アパート施工日記その14

2006年6月に入り

宇野さんより変更後のSタイプの間取りを提案される。
ワンルームだが面積以上に広がりを感じる。

Sタイプだけ浴槽は置くタイプ
全面ガラス張り

  

こんなアパート群馬で見たことない。

  

▲ページトップ

3月19日現在の施工風景



A棟はコンクリートが打設されていた。

B棟も朝からポンプ車が来て
これから打設。

▲ページトップ

2007年03月20日

3月20日現在の施工風景

今朝見たらA棟の基礎は型枠が
ほとんどはずされていた。

B棟も一部残してはずされていた。

コンクリートの基礎になると
複雑さが良くわかる。

▲ページトップ

2007年03月22日

3月21日現在の施工風景

型枠がはずされコンクリートの基礎が現れた。

このアパートのコンセプトY字もしっかり見える。

基礎からこの建物が想像できる人が
何人いるだろう....

▲ページトップ

2007年03月23日

3月22日現在の施工風景

基礎の周りが整地されていた。

広い土地にぽつんとコンクリートの基礎。

いよいよ建物の骨組みに取り掛かる。

排水用のパイプたち

▲ページトップ

2007年03月24日

3月23日現在の施工風景


排水系統の配管工事が始まった。

建物の形が複雑な為
配管工事も大変そう。

▲ページトップ

アパート施工日記その15

前回案で基本設計は決まった。

規模の大きさから敷地の高低差に問題が発生
案の再検討をおこない、
建物の途中で段差をつけることに。

あわせてB棟は配置の見直しを
行なった。

前回よりもプランが洗練された。

▲ページトップ

3月24日現在の施工風景


今日も排水関係の工事。

雨水排水を場内処理しなければならない為
たくさんの浸透枡を埋設する。

どんどん工事が大規模になっていく。

▲ページトップ

2007年03月25日

3月25日現在の施工風景


今日は工事が始まってからはじめて本格的に
雨が降ったのかもしれない。
厳しい工期なので出来るだけ
天候に恵まれてほしい。

雨水用浸透枡がどんどん埋設されていく。
たくさんの数だ。

▲ページトップ

2007年03月28日

3月28日現在の施工風景

基礎に使うと思う木材が届いていた。

浸透枡もほとんど埋設された。


埋設する為に掘られた穴を覗く
結構ふかい

これだけ深く
埋設されれば雨水は心配ない?

▲ページトップ

2007年03月30日

3月29日現在の施工風景

いよいよ基礎の上に土台となる材木が載せられ始めた。

中には組まれている部分もあり建物を
建てるという雰囲気が出てきた。

三角の部分の組み方はやはり面白い。

変わった形にカットされた木材も置いてあった。

近所の人もだんだん何が出来るか
気にしはじめた。

▲ページトップ

2007年03月31日

3月31日現在の施工風景

土台の木材がどんどん施工されていく

浄化槽の穴はかなり深い

10住戸分だから浄化槽も
かなり大きいのだろう。

▲ページトップ

植栽の打合せ

夜、友達の家族と食事会。
今回のアパートの植栽をお願いしているので
食事会の後プランの打合せ。
模型を持っていったのでそれを見ながら進める。

模型を見て一言「すごい!!。図面を見ていたけど模型に
なるとよりスケール感がわかる。この建物をいっしょに
創りあげることが出来るのは楽しみ。」といってくれた。

今考えている植栽
駐車場:タマリュウ
法面:高麗芝
低木:ユキヤナギ(H=0.5m)
中木:シマトネリコ(H=1.5m)
高木:ヒメシャラ(H=3m)

低木を柊、中木をブルーベリー、高木でもみの木とか意見がでたが、
工事が進む中で建物を見ながら建築士と決めていこうと話になった。
多くの人がいい建物を創る気持ちでまとまっている。

▲ページトップ